戦前「わたし」は「和多志」だったがGHQの強制により「私」になったというデマを信じている人が続出で総ツッコミ『10年くらい前から1人が言い続けてたら広まった』

炎上・これはひどい

2021.03.222021.03.23

戦前「わたし」は「和多志」だったがGHQの強制により「私」になったというデマを信じている人が続出
2021年1月にも同様の騒動
「和多志」を信じてる人に総ツッコミ

戦前「わたし」は「和多志」だったがGHQの強制により「私」になったというデマを信じている人が続出

戦前「わたし」は「和多志」だったがGHQの強制により「私」になった、というデマを信じてTwitterでの一人称を「和多志」にしてる人が結構沢山いるのはマジで困惑するよな。戦前に日本語で書かれた本を1冊も読んだことない層だけをターゲットにしてるあたり巧妙っちゃ巧妙。
— ystk (@lawkus) March 22, 2021

「わたくし」の当て字は用意されてないっぽいあたりも何とも。どこまで無茶なデマでどれだけの馬鹿を騙せるか実験をしてる勢力があるのではないかと陰謀論すら思いついてしまうレベル。
— ystk (@lawkus) March 22, 2021

明治書院の『現代文B』の教科書の参考図録には、夏目漱石『こころ』の自筆原稿を掲載しています。
しっかり「私」と書かれていますので、ご覧いただければ幸いです☺️
— 明治書院 (@meijishoin) March 23, 2021

ほんとそれ。私が持っている国語便覧の夏目漱石の項目に「こころ」の生原稿の写真が載ってるんだけど、一文字目が「私」なんだよね。「和多志」とか信じてる奴って、勉強が出来なかったけど自分はセンス一発で真実にたどり着いたって思い込みたいだけのちょっとヤバい系のスピった人が多いと思う。 pic.twitter.com/RfNFvbC2g6
— 味噌max (@miso_max) March 22, 2021

2021年1月にも同様の騒動

『「私」は元来「和多志」だったのにGHQに強制されて「私」になった。だから元来の言葉である「和多志」に戻そう！』

という、僕からするとサッパリわからない活動があるんですが、「和多志」でTwitter検索かけるとそういう人がたくさん出てきて「パンドラの箱だ……！」っていう気分が味わえます
— ヨッピー (@yoppymodel) January 13, 2021

ちなみに戦前の文学作品にも普通に一人称として「私」が使われているのでGHQうんぬんは完全にデマです。
— ヨッピー (@yoppymodel) January 13, 2021

「和多志」を信じてる人に総ツッコミ

｢私は元々"和多志"だった説｣、10年くらい前に1人の人物が延々言い続けてたら徐々に広まっていった話を聞き、2000年前に書かれた『戦国策』の時代から人は変わってないのだなあと嘆息(｢市に虎あり｣の故事) pic.twitter.com/KScWRqJmZF
— ハリー・マリオ (@18kincsem78) March 23, 2021