10月31日19時56分頃 京王線 国領駅〜布田駅間の特急車内でオイルばら撒き
警視庁によりますと、31日午後8時ごろ、
東京 調布市の国領駅付近を走行中の京王線の車内で男が刃物を振り回しました。
捜査関係者によりますと、男は液体をまいて車内に火をつけたということで、
シートの一部が燃えたということです。
男は年齢が20歳前後とみられるということで、
まもなく現場で取り押さえられました。
警視庁などによりますと、これまでにけが人が17人いて、
このうち60代くらいの男性が刃物で刺されて意識不明の重体だということです。
警視庁が当時の詳しい状況を調べています。
ジョーカー仮装をした20代の刃物男は警察に逮捕、周辺に停車した車内からも乗客はドアコックで避難
京王線 刃物事件
— 〜RYO.Y〜11月1日 サブスク配信 (@RyoSinging) October 31, 2021
乗っていた電車でしたが
無事です。
後方の電車から
凄い人の波が押し寄せ
電車も止まらず
国領駅で窓から
無理やり出ての避難
1つ違ったら刺されて
死んでいたかもしれません。#京王線#刃物 pic.twitter.com/bWdgoqhRg8
スーパーアンビュランスが来ちゃったよ… pic.twitter.com/iGEyQ03DLw
— Makoto (@Makoto1987) October 31, 2021
参考 犯人が参考にした祖師ヶ谷大蔵の事件
事件後の車内の様子
これまでの調べに、服部容疑者は容疑を認めていますが、
その後の警視庁への取材で、「ジョーカーに憧れた」とも供述していることがわかりました。
ジョーカーは映画バットマン・シリーズの悪役で、
社会に恨みを持った末に大量殺人を企てるキャラクターで、
実際に服部容疑者も犯行時にはジョーカーのように派手なスーツやネクタイ姿でした。
また動機について、「人を殺して死刑になりたかった」と供述していますが、
新たに「仕事や友人関係がうまく行かず、
6月ごろから大量殺人をしようと思っていた」
「ハロウィーンだから電車に人が多くいると思った」と供述していることもわかりました。
今回の事件ではドアコック使用で停止位置がずれた事が判明
国土交通省によりますと、今回の事件では国領駅の1つ手前の布田駅を通過中に
非常通報装置のボタンが押されましたが、
車内が混乱していて何が起きているか車掌などが
マイクで聞き取ることができなかったということです。
また、駅に停車する前に外に出ようとした乗客が
ドアの非常用のコックを使用し通常の停車位置より
2、3メートル手前に電車を止めざるをえなかったということです。
そのため停車位置がずれて駅のホームドアの位置と合わず、
車両のドアを開けることができなかったということです。