刀剣店を謳ってる店に手入れと交換を依頼
手入れお願いしたら鐔をボンドで固められて茎が錆びて返されたのでどうにかして貰えませんか?」と連絡きて
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
5年以上前も鐔をボンドで留めてて素人だなぁって思ってたんだけどまさかまだそんな素人仕事してるとは思わなかった。
そのお客さん今からうちに来ることになったのでなんとかします。
過去にもグルーガン固定の被害
てか、こんな仕事で2万も貰えるなら真面目に仕事してるのが馬鹿らしくなるな
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
弁償レベルだろ。
ちなみにこの刀身、Twitterで繋がっている刀匠さんの平成23年の作品でした。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
悲しい。
本人の目に触れないように銘などは伏せさせて頂きます。
ちなみに過去にも同じお店によってグルーガンで固定される被害を受けた居合用本身の修繕を行っています。 pic.twitter.com/CT53oWGAi6
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
刀剣研磨師さんが対応
模造刀の切羽付けられてる上に接着剤がガチガチに固着しており
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
新しいものに替えて欲しいと言われてるので切羽は犠牲にし力ずくで外す
ハバキの中と研ぎ溜まりにこびりついたグルーガンを熱湯で溶かし爪楊枝で搔き出し
ハバキの貝先に当て木してゴムハンマーで叩いて外す。
ボンドの跡が残ってしまう pic.twitter.com/cgwEWuYElZ
無断で削られた鐔の茎孔。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
そこそこ古く鉄質も良いものなだけに剥がされた錆が無念。
これは時間をかけて錆を育てて貰わないといけないので錆の育て方を持ち主の方にお伝えして自分で育ててもらうつもりだけど途中までは俺がやろう pic.twitter.com/cQ669A0qZD
ハバキ下に溜まってた固着したボンドの跡と
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
鐔と切羽を固定してたグルーガンの跡。
茎の鑢目に溜まった錆は芯鉄に浸透し取り切れない。
下手な薬品研ぎや硝酸研ぎも同様に
刀の地鉄はミルフィーユ状になっていて芯鉄の内部にまで浸透し内側から腐食、錆びさせる。
刀やる人間として最低最悪の行為 pic.twitter.com/OYXKXdxFFt
紙やすりの目と指紋。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
刀屋名乗ってる人間が刀を素手で触るのはどうなのよ。 pic.twitter.com/KgCHEKKphS
なんで通常の手入れで横手上の肉をえぐってふくらのラインが崩れ小鎬が消失するんだ?
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
松葉先も枯れているし物打ちより上は大幅な大整形だぞこれ、、、 pic.twitter.com/GsrlG5Szzx
鋒のみ金剛当て始めてからちょっとずつ肉置き整えてはいるけど鋒を光に透かして見るとぐにゃぐゃなんですな
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
そして刃先に残る謎の切りの砥石(耐水ペーパー?)目。
俺は筋違&タツにしか当ててない
つまり、、、砥石にも当ててる!!?? pic.twitter.com/GI0jiD27JF
赤曲線の内側が凹んでる pic.twitter.com/7G4t4FKPSl
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
んで表を見てみると肉どころか刃筋すらえぐれてる pic.twitter.com/7s9L59AQr3
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凹むってか殺意と怒りで仕事してるよ!(怒
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
尚、過去にも同じ店から同様の被害を受けた刀の修復してるので、その時に仕留めきれなかった(業界から追放しきれなかった)自分の責任でもあるので通常のお手入れ代5000円で居合研ぎ引き受けました。
5年前から詐欺まがいな商売したり、無関係な刀剣店や職人の名前を騙って商売してて北海道の古物業界からは指名手配されてるんです。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
札幌なら追い出せたと思ったら店の住所を移してまた営業し始めてました
肉置きを整えていってるけど横手下の刃先の肉と刃筋をえぐってるので素人がやりがちなコンドルの首のような物打ちになってる。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
これ刃筋正して横手上げて角度もちょいイジるか、、?
いやしかし長さはあれど姿は刀なので太刀みたいな鋒にしてもな、、、うぅむ pic.twitter.com/ruWJunJ1qL
いやしかしまだ物打ち下は凹んでるのが目立つな
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
裏
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
表ほど時間かからなかったけど鋒の歪みキツくて大変だった
ただやはり横手下抉れてるな??? pic.twitter.com/623FkitjSg
引用元の引用元の話題に遡るけど、
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024
白老や登別のウタリ(アイヌの仲間)から「こんな人来てるけど大丈夫な人?」って連絡きてるしアイヌ団体とたたらの会に擦り寄ってる情報が入ってきてるので本気で俺に喧嘩売ってるんだね。
いいよ。アイヌの仲間達に擦り寄って取り入ってみろよ。やれるもんならな。 https://t.co/njDRg4Ujmu
いや今回は北海道で刀剣文化と文化財としての刀剣類を伝え守る為に活動してる人間として、つまり珍しく研師として怒っています。
— 旭川の刀剣研磨師 浦島 (@emus_ruyke_ainu) March 27, 2024