エキノコックス症について
エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、
ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、
肝機能障害などを起こす病気です。
エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状があらわれるまで
数年から十数年かかるといわれています。
現在では、血液検査などで早期に発見でき、手術によって治すことができます。
ヒトの体内にエキノコックスの卵が入るのは、
エキノコックスが寄生したキツネやそのふんに直接さわるなどの場合が考えられます。
また、キツネのふんで汚染された山菜を生で食べたり、
沢水・わき水を飲んだりした場合が考えられます。
ヒトからヒトに感染することはありません。
北海道では貼り紙、7月に13件の報告
画像引用元:https://pbs.twimg.com/media/E71LQkVUYAAqsAs?format=jpg&name=medium
エキノコックスが愛知県知多半島で継続的に見つかって定着している可能性
愛知県の #エキノコックス (多包条虫)の状況です
— (@nakanetakashi) August 21, 2021
平成26(2014)年3月に愛知県阿久比町で捕獲された野犬から県内初の(本州 2例目)エキノコックスを検出
愛知県では同年6月から捕獲野犬等を対象に調査(顕微鏡検査、PCR)
これまでに8頭のエキノコックスPCR陽性犬を確認https://t.co/zOkxkgxk9f
8頭の捕獲時期を整理します
— (@nakanetakashi) August 22, 2021
① 2017年4月
② 2017年11月
③ 2018年2月
④ 2020年2月
⑤ 2020年4月
⑥ 2020年4月
⑦ 2021年2月
⑧ 2021年2月
一般的に、#エキノコックス (多包条虫)のイヌ・キツネ体内での寿命は半年以内とされています
一方、げっ歯類(中間宿主)体内では長期に生存します
↓
犬が #エキノコックス に感染するのは、感染した野ねずみを食べた場合です
— (@nakanetakashi) August 22, 2021
犬が虫卵を直接摂取しても感染しません
飼い犬は放し飼いや、散歩中に放したり、拾い食いがないようにしてください
犬に感染があった場合は、駆虫薬で比較的容易に駆除することができます
動物病院に相談してください
人への #エキノコックス の感染予防法
— (@nakanetakashi) August 22, 2021
・野山に出かけ帰ったら手を洗う
・野犬や野生動物にはむやみに触れない、触れた場合はよく手を洗う
・衣服や靴についた泥はよく落とす
・沢や川の生水は飲まない
・山菜や野菜、果物等はよく洗ってから食べる
・犬の放し飼いをしない、犬の糞便は適切に処理する
調べればわかりますが、稀な感染症とはいえ、エキノコックスに感染すると、手遅れになるまで気づきません。
— 丸山宗利 Maruyama (@dantyutei) August 22, 2021
蔓延すると、野外活動が制限されます。虫卵の混じる可能性がある水や土を触るのにも要注意だし、地下水以外は生水も飲めない。心当たりなく感染してしまうことも。
北海道はそうなってます。